介護福祉サービス系資格を取得 生活・仕事・転職で活用。介護福祉/高齢者ビジネスに新規参入/事業化/起業化/開業を目指す。

役割が尊厳を守る! | 武田流心くばり介護道/介護傾聴師養成講座ブログ「心くばり介護道の真髄とは」

役割が尊厳を守る!
こんにちは!「武田流心くばり介護道®」家元の武田直美です。

先日私用で出かける事があり、車を空港の駐車場に数日泊めて行きました。雪の予報が入っていたので、帰ってきて恐る恐る駐車場に行くと車の上に山盛りの雪が…(;O;)
泣き泣き雪を降ろしての帰りの道も、凍結していてツルツル!「あ〜!ついに冬将軍がやって来たな!」と身が引き締まる思いになりました(^_^;)
「家に帰りたい。」「私なんて何の役にも立たない。早くお迎えに来てほしい。」と言う言葉を、施設で暮らす利用者から聞くことがあります。
先日、学生が実習に訪れた施設でも、同様の言葉を聴き、A学生が何とか生き甲斐を持たせたいという気持ちでプランを立てて実践しました。
食器を一緒に洗うというプランを立てて施設の職員に相談をすると「Bさんは、手に水虫もあり、湿疹のある頭をボリボリ掻くので、衛生上少し問題があるから難しいかな。」と言われました。
A学生から「いつも下を向いていて寂しそうなので、何とかしたいんですが…」との相談がありました。「素手でなくても、洗う事は可能だよ。もし、頭を触った手で食器を洗ったとしてもいいんじゃない!後で洗い直しをあなたがしてもいいのでは。」とアドバイスをしました。A学生ももう一度職員に話をして、実践させていただけることになりました。手の水虫は、「手が荒れるので、ゴム手をして予防しましょうね。」と本人に説明をしておこないました。一緒に洗うと、昔は多くの家族の世話をしていたので、とても上手に洗う事ができ、集中して行うと頭の湿疹に触ることもなかったそうです。食後はA学生の顔を見るようになり、笑顔も見られ、「帰りたい。」と言う言葉もあまり聞かなくなったと報告がありました。
職員の方から「Bさんは集中すると頭にも触らないことが分かったし、終わった後の笑顔がいいね。毎回は難しいけど、学生さんが実習終了した後も行いますね。」と言っていただけました。
今回は食器を洗うということでしたが、Bさんに役割を持ってもらう為には、どのような工程が必要で、どのように行えば楽しくできるかを考えるということが大切です。
ただ座って日課を過ごすのではなく、役割を持って生活をすることは、尊厳を守ることに繋がるということです。また利用者、介護者ではなく、人と人との繋がりであるということだと思います。お互いに助け合い、毎日接し、会話をして、笑顔を交わすことが、一人の人として大切にされて生きていくことに繋がっていきます。
施設を利用している方も、家族も多くは望んでいません。ただ「ひとりの人として、接して欲しい」という思いです。小さなことでかまいません。利用者が「今日もいい日だったな。」と思える生活を支援できる介護の芽を育てていきましょう!(^^)!
JUGEMテーマ:介護
武田 直美

武田 直美(たけだ なおみ)
武田流心くばり介護道®/介護傾聴師®養成講座
創始者・家元
NPO/特定非営利活動法人
日本エイジング・アドバイザー協会 理事
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
講師プロフィールを見る

- | -
<< 「十人十色」…いや、「十人二十色」かな! | 介護職とは何か! >>