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本当の本人の意思の尊重って?! | 武田流心くばり介護道/介護傾聴師養成講座ブログ「心くばり介護道の真髄とは」

本当の本人の意思の尊重って?!
こんにちは!「武田流心くばり介護道®」家元の武田直美です。

我が家の夫の母は88歳を迎え、足腰が弱くなってきていますが、認知症はありません。最近の口癖は「もう88歳になったから、歩くのが大変!」「もう88歳になったから、ご飯を作るのも大儀だ!」などと弱気なことを言うようになりました。冬場の釧路は雪も降りますが、何よりも怖いのが雪が固まり凍結した道路での転倒です。
転倒=骨折に繋がるので、高齢者は外出を控えるようになり筋力の低下にもなります。「もう88歳になったから・・・!」と言うので88歳のお誕生日に自分の足の力で動くルームウォーカーと歩行支援のシルバーカーを贈りました。ルームウォーカーは、トイレから戻ったら1分・何かをするのに立ち上がったら30秒・・・歩くように指導。毎日「今日も2〜3分でいいから、歩くんだよ。継続は力なりだよ。」と優しく言って仕事に行きます。母はきっと「うるさいな〜」と思っているかもしれませんが、私が帰ってきてからも「今日はどうだった。無理してないかい?」と聞くので、少し頑張っているようです。
歩行支援のシルバーカーは、夫の母の88歳のお祝いと私の母の80歳のお祝いで、温泉旅行に行った時に使って見ました。行く前に夫は「本人がこんなの使うこと納得してないと・・・」と弱気でしたが、「使ってみて、納得するかしないかは、おばあちゃんが決めればいいから!まずは、使ってみよう!」と話し、母には「お試しで使ってみないと、使い勝手がわからないもんね。」と言って、多少強引でしたが持参しました。
最近の夫の母は足腰が弱ったせいもあり、外出をすると、「ここに座っているから、見てきてもいいよ。」言って、動かないことが多くありました。

しかし今回は、シルバーカーを押して自由に温泉旅館の中を歩いていました。「たいした自由に動けるし、疲れたら座れるしいいわ。」と思った以上に喜び、生き生きとして山のようにお土産を買っている姿を見たら、「まだまだ、おばあちゃん大丈夫!」と嬉しくなりました。いつもは転ばないように、必ず誰かが母の介助をしている状況は、夫の母にすると転ぶよりも『誰かに迷惑をかけている』という思いが一番辛い思いだったのだと感じました。本人の意思の尊重はとても重要なことです。でも高齢になると一歩が出せない時が多くなります。ただ本人の意見だけの尊重では真の尊重とは言えません。どういう事が良くて、どういう部分が不利なのかを説明した上で後押しができるのが、本当の本人の意思の尊重ではないでしょうか。
今回は人と巡り合うように、夫の母はルームウォーカーやシルバーカーと出会うことで、また自分の行いたい目標、楽しい目標が見えたと思います。まわりで看ている人が、ちょっとだけ背中を押してあげることも高齢になると必要だと感じました。
シルバーカーでお買い物に出かけるために、今日も母はルームウォーカーで歩いています(^O^)V
JUGEMテーマ:介護
武田 直美

武田 直美(たけだ なおみ)
武田流心くばり介護道®/介護傾聴師®養成講座
創始者・家元
NPO/特定非営利活動法人
日本エイジング・アドバイザー協会 理事
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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