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生活を整える介護 | 武田流心くばり介護道/介護傾聴師養成講座ブログ「心くばり介護道の真髄とは」

生活を整える介護
こんにちは!「武田流心くばり介護道®」家元の武田直美です。
先日、別海町のボランティアの方に「コミュニケーションと介護作法」の講義をさせて頂きました。皆さん20歳代から70歳代までと年齢層は広いのですが、高齢者施設で熱心に活動をされている方達です。声掛けの仕方・目線の合わせ方・触れ方等、熱心に取り組んで頂きました。皆さんの熱心さが伝わり「コミュニケーション、やっぱり楽しい!福祉の仕事好きだな!」と感じ、もっと伝えて一緒に頑張りたいと思いました(^o^)
実習も終わり、私の勤務する専門学校も冬休みに入りました。休み前に大掃除をおこないました。教室の出入り口ドアの窓をN君が拭いてくれていました。拭き終わったのを見ると、隅々の拭き残しとガラスに雑巾の縞模様が残っていました。「N君、ありがとう。まだ忙しい?」と聞くと、「もう前も後も拭いたので終わりです。」との返事。「N君、ガラスに光が当たるとまだ縞模様があるんだけどどうかな?」と聞くと、「だいたいいいと思います。自分は別にさほど気になりません。」との返答でした。「自分の部屋や自分の親の施設のドアだと思うとどう感じるかな?」と聞くと「う〜ん!やっぱりあまりいい感じがしないです。ん!大丈夫かなと思います。」との返答でした。「そうだよね。どうしても手が届かない部分であれば、仕方がない時もあるよ。でも手の届く範囲であれば、行う事が重要!また、手の届かない所であればどう工夫すればいいかを考えるのかが介護を行う上で必要になってくるの。まあまあこれでいいかと言う介護は、まあまあの介護で、自分も利用者も家族もなんとなく満足のいかないものになります。そこがもっと発展していくと、気が付いているのに見て見ないふりをしたところで、利用者が躓いて転倒した・・・もありえるんです。」と話をすると、びっくりしていましたが、納得してくれて窓の拭き直しをしてくれました。以前介護現場で、靴下の左右の色が違うのを履いているのを見ました。確かに靴下の色が多少違っていいても、別にどうのこうのと言うものではありません。しかし、自分に置き換えた時に左右の靴下の色が違っていたらどのように感じるでしょうか。私だったら、当たり前に同じ色の靴下が履きたいと思います。私が家族なら、本人を見た時に「うちの親を職員の人は大切に思ってくれているのだろうか?ご飯食べさせて、寝せていればいいと考えているのかな?」と疑うと思います。また「この施設は、利用者をどのように考えて介護しているのだろう!」とまで、施設全体の事にまで考えがいってしまうのです。窓・靴下の左右の色の違い・・・例にとるとどちらも命にかかわる事ではありません。でも日々暮らすということは、全て生活の一部なのです。たいしたことではないが、そこに気が付き行動を行う事で単調な日常も気持ちよく過ごせることになります。施設で過ごしている高齢者の方は、自分がお世話になっているという思いがあり、その思いがあることで、言いたくても言えない場面が多くあります。一つでも生活を守るためには、言いやすい環境も必要ですが、それ以上に介護職員の気づきで生活を整えることが重要になります。
窓や靴下、小さな事ですが生活の一つ一つを大切に整えていくことが、介護職としての「気づき」を育てる大きな源になります。「まあ、いいか」は「まあ、いいか」の介護になり、後から「あの時・・・」と後悔のある介護につながります。毎日の生活に目を向け整えることで、明日に向かう楽しい介護にしていきましょう(^o^)
JUGEMテーマ:介護
武田 直美

武田 直美(たけだ なおみ)
武田流心くばり介護道®/介護傾聴師®養成講座
創始者・家元
NPO/特定非営利活動法人
日本エイジング・アドバイザー協会 理事
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
エイジング・アドバイザー®
認定エグゼクティブ・コーチ
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